紫陽花の植木鉢の大きさ(号数)比較

6月~7月の時期に開花する「紫陽花」は梅雨の風物詩と言っていいほど思い浮かぶお花ですね。 雨に濡れた紫陽花の花は何とも言えない味わいがあります。

育てる際、地植えのままでもいいですが、鉢植えにしても非常に育てやすく、すくすくと育ちます。
病気にも害虫にも強く、別途肥料がなくても育ちやすいんです。
ガーデニングに慣れていない方でも非常におすすめの鉢ですが、購入する際に注意する点として同じ紫陽花でも植木鉢の大きさで印象が大きく変わります。

鉢自体が大きいもの、鉢は同じでもお花の大きさが違うものなど。 今回は印象を大きく変える鉢の選び方をご紹介します。

植木鉢の大きさは鉢の外側から外側までの直径で決まります。

植木鉢の大きさは鉢の外側から外側までの直径で決まります

植木鉢、睡蓮鉢、鉢カバーなど園芸鉢のサイズには「号(ごう)」という聞き慣れない単位が使われています。
号は「寸(すん)」を言い換えたもので、1号とは1寸であり、それは3㎝のことを指します。

つまり3号鉢であれば3㎝×3になるので直径9㎝です。
最も多い号数である8号鉢なら直径24㎝です。
号数は鉢の内側でなく、外側の縁からもう片方の外側の縁の直径を測っています。
また高さが同じでも、直径が違う場合は号数が異なります。

紫陽花の植木鉢のおすすめの大きさとメリットデメリット

植木鉢の大きさは鉢の外側から外側までの直径で決まります

植木鉢は3号から15号まであり、大体8号鉢が最も多く選ばれている大きさです。
(後ろは右側から15号・10号・8号鉢、前の3鉢はいずれも5号鉢)
写真のように同じ号の鉢でも紫陽花の大きさによってサイズの印象も変わってきます。

小さい5号鉢は少量の花株を植えるのに使われます。
市販のポリポットで使われている号数は主に3号鉢のサイズです。
水切れが早いのでまめに水やり出来る方や置くスペースが限られている方におすすめです。

8号部は最も定番の大きさの植木鉢です。
しかし、場所によってはお花が鉢より大きくなってしまうと、風に煽られて倒れてしまう危険性がありますので風よけの対策は必要です。

10号~15号は寄せ植えにも使われている鉢であり、紫陽花が大きくなっても非常に安定感があります。ただし大きいため、一軒家や大型マンションなど場所を取れる方におすすめです。

大きい鉢の場合のメリットデメリット

  • メリット
  • ・紫陽花が根を広く張ることが出来るので、大きく育つことが可能
    ・土が多い分、土の保水量が小さい鉢に比べて多くなるので、水やりの間隔をあけられる
    (ただし何日も水を上げないことは不可能です)
    ・夏場の水切れが起こりにくい

  • デメリット
  • ・土の量が増え、重くなる
    ・スペースが必要

小さい鉢の場合のメリットデメリット

  • メリット
  • ・お花を必要以上に大きくしたくない場合に有効
    ・土の量が少ないので軽く、移動がしやすい
    ・狭いスペースでも育てられる

  • デメリット
  • ・紫陽花は特に水切れしやすく、一日2回お水をあげるなどまめに管理が必要
    ・根が詰まりやすく、株が大きく育たない

紫陽花の鉢植えをもっと楽しむためには植え替えもおすすめ。水やりが楽になりお花も更に大きくなります

紫陽花の鉢植えをもっと楽しむためには植え替えもおすすめ

紫陽花はハイドランジアと言いますが、ギリシア語で「水の器」の意味があります。
水をたくさん蓄えるほどお水が大好きなお花ということを表していますが、その分お水がないとしおれてしまうこともあります。

もしスペースを問わないのであれば、紫陽花が大きくなってきたら小さい鉢から大きい鉢へ入れ替えるのもおすすめです。
土の量が多くなる分、お水を蓄える量も増えて水やりをするタイミングの間隔が長くなります。

紫陽花の植木鉢を選ぶ時期

紫陽花の鉢植えをもっと楽しむためには植え替えもおすすめ

たくさん出回っている時期の方が品質の良い苗が手に入りやすいので、なるべくたくさん販売されている時期に買うことをおすすめします。
紫陽花は6月が丁度ピークなので今の時期が大変おすすめです!

号数別の商品紹介

紫陽花の鉢の大きさ別にアジサイをご紹介致します。
お庭やベランダのスペースを考慮して選んでみてください。

秋色アジサイ [品種:マジカル レボリューション[レインボー] 5号鉢

4号よりも少しだけ大きい5号鉢。色とりどりの紫陽花が咲くので見ているだけでも飽きません。

秋色アジサイ [品種:マジカルシリーズ マジカル ハイドランジア マジカルレボリューション レインボー] 8号鉢

定番の8号サイズです。大人気のマジカルシリーズのレボリューションレインボーです。
カラフルな色で存在感バツグンです。

スペースを考慮して紫陽花の植木鉢を選びましょう。おすすめはバランスがいい8号鉢です

ここまで植木鉢を紹介してきましたが、いかがでしょうか。
鉢の大きさでスペースや見栄えだけでなく土の保水量なども変わってきますので
是非お世話する頻度なども考慮して植木鉢の種類をチェックしてみてください。

この記事を書いた人

権代 栄三郎

花商品を作る集団の中で勉強中です。経験して率直に感じたことを伝えられたらと考えています。