初心者向け簡単手作りハーバリウムの作り方
2019/10/23 ハーバリウム
SNSで人気に火が浮き今や大型雑貨店には必ず置いてあるおしゃれなハーバリウム。
インテリアとして玄関やリビング、トイレ、テレビ台など家の中のあらゆるところに飾ることができます。
紙が飛ばされないように、文鎮として使用している人も!また、置き場所にも困らず特別な管理もいらないので、気軽なプレゼントとしてもたくさんの方に選ばれています。
そんなハーバリウムが、購入するだけでなくなんと自分でも手作りできちゃうんです。
今回は、初心者でも簡単に手作りできる基本的な方法をご紹介します。
コツを押さえれば簡単に誰でも作れるのがハーバリウム
初めてだと何を準備したらいいのか、どうやって作っていけばいいのか分からないですよね。でも大丈夫。材料も簡単に手に入るものばかりで、作り方も簡単。少しのコツを押さえるだけで、誰でも簡単にプロのような仕上がりになります。作るのに慣れてきたら、メモスタンドやボールペンなどもつくれますよ。
必要材料の選び方と費用目安は100円から3000円と幅広い♪
ビン(約100円~500円)
オーソドックスなスリムなビンや、ウイスキー型のビン、雫のようなドロップ型のビン、丸や四角、大きいものから小さなものまで、、ビンの形はいろいろ。
例えば・・・クールなイメージに合うのはスリムなビンですが、可愛いイメージに合うのはコロンとした丸い形のビン。自分のイメージに合うビンを探してみましょう。ネットショップや雑貨店にたくさん種類があります。きっとお気に入りが見つかるはず♪
オイル(約1000円~)
本格的なハーバリウムを作るなら、ハーバリウム専用のシリコンオイルをおすすめします。
シリコンオイルは化粧品などにも使われているので無害で、さらに、引火点が300℃以上と高いため安全性に優れています。
花材やオイル自体の劣化もゆるやかで、より長く楽しむことができますよ。
専用のオイル以外は安価ですが、使用する場合は引火温度に注意が必要です。また、色移りや色落ち等の劣化も早まり、鑑賞期間が短くなりやすいです。
コストパフォーマンスを考えると、専用のシリコンオイルがおすすめです。
花材(約100円~3000円)
最近ではいろんな場所でハーバリウム用の花材が売られていますよね。選ぶ時には、プリザーブドフラワーやドライフラワーがおすすめ。
水分を含んだお花は色移りやカビの原因となるため適しません。
もし、入れたいものに水分がある場合は、花材とシリカゲルを一緒に箱に入れておいたり、電子レンジで加熱すると水分がとびます。その際はご使用の電子レンジの説明書をよく読み、こまめに様子を見ながら加熱しましょう。
あまり大きなものを選ぶとビンの口に入らないので注意。
初めての場合はハーバリウム作成用の花材セットを使うと簡単で失敗しません。
花うるるではこんな花材を使用しています
スタンダードなもの
- あじさい
- 梅雨に咲く、あのあじさいです。ばらばらにして入れても、2~3個の束にして入れてもOK。メインとなる花材を引き立て、色も豊富でどんなイメージにもなじむ優れもの。隙間を埋めてくれたり、花材が動くのを防いでくれたり、いい仕事してくれます。
- カーネーション
- 母の日のイメージが強いカーネーション。花うるるでは花びらを1枚1枚バラバラにして、ちりばめるように入れています。赤、ピンク、白、黄色など色も豊富。多く入れるとゴージャスに、数枚をちりばめるとほんのり色づいたようなイメージに。
- バラ
- ゴージャスでエレガントなイメージにぴったり。小さいバラはそのまま入れると高級感がグッと増します。もちろん花びらをちりばめてもOK。大きいバラは花びらを1枚ずつにしてちりばめると良いでしょう。
- カスミソウ
- ナチュラルで可愛いカスミソウ。大きな束にしてメインとして使っても良し。小さくして引き立て役に使っても良し。
- ペッパーベリー
- 小さなつぶつぶが印象的でアクセントに。粒の中に空洞があるので浮きやすく移動しやすいのが難点。動きにくい花材で固定するように入れてあげると◎。
- ソーラーダリア
- 他の花材に比べて大きめ。ビンの口に入れるときには花びらの部分をぎゅっと束ねると入れやすいです。花が閉じたままになっていても大丈夫。オイルがなじんでくると、もとに戻ります。
- ラグラス
- ねこじゃらしのような植物。ふわふわした穂の部分が可愛くてナチュラルな印象に。
- ミニツガ
- ちいさなまつぼっくり。ナチュラルな印象の強いミニツガですが、白を選ぶとどのイメージにも馴染みます。
- タタリカ
- 枝が固いのでとげが刺さらないように注意。バラの花びらなどの繊細な花びらは傷つきやすいですが、花材が動きにくくなるメリットがあります。
イベントにあわせて
- 小菊
- 敬老のギフトや、お正月など、「和」をイメージするときに。
- 貝殻
- 一気に涼しげな雰囲気に。夏のハーバには欠かせません。
- 金色の木の実
- 金色に色付けされた木の実は、クリスマスなどの冬のイメージにぴったり。
あれば便利なもの
- はさみ
- 好みの大きさにカットするときに。硬いものをカットするときは、けがに注意しましょう
- ピンセット
- ビンの底に花材を入れるときや、花の向きを調整するときに。
- ワイヤー
- オイルをいれたあとに、花の向きを微調整するときに。
- 見本となるハーバリウムの写真や画像
- 花や色の組み合わせ方が分からない方は見ながら作ると良いでしょう
- 新聞紙
- 新聞紙を敷いた上で作ると汚れずに済みます。オイルを注ぐときには、まわりに汚れてはいけない物がないか確認しておきましょう。
- ドレッシングボトル
- オイルを注ぐときに。少しずつゆっくり注げるのでオイルが溢れるのを防ぎます。(もし溢れてしまったら、瓶の口をティッシュやキッチンペーパー等でしっかりと拭きます。蓋をしめたあとに、中性洗剤等で洗うとぬるぬるしません。)
- 麻ひもやリボン
- 完成品につけるだけで雰囲気がかわります。タグを一緒につけるとグッとオシャレに♪
- デザインシール
- 完成品に貼るだけで雰囲気がかわります。記念品には、オリジナルで作成すると特別なものに。
簡単な作り方とコツ
まずは白い紙に完成をイメージしながら花材を置いてみましょう。
ビンの大きさに合わせて、どの花をどこに置くかバランスをみます。この作業が、けっこう大事。ビンに入れながら考えていると、入れたいものが入らなかったり、バランスが取るのが難しくなります。後から取り出そうと思っても、ビンの口が小さいとなかなか取り出せず、花びらが傷ついたり破れてしまったり。そんなことが起きないように、ビンに入れる前にきちんと考えておきましょう♪
つぎは、花材をビンに入れていきます。ここであまり慎重にならなくても大丈夫。
最後にオイルを注ぎます。ここは少し慎重に、溢れないように少しずつ注いでいきましょう。8割~9割程度注いだら、一度ワイヤー等で花材の向きやバランスを整えます。そしてビンの口の1cm下くらいまでオイルを入れたら、キャップを締めて完成!
保存方法
直射日光が当たる場所や、高温多湿の場所は避けたほうが劣化が緩やかになります。
ふたは処分するまで開けないようにしましょう。(カビ等の発生の原因となります)
LEDライトの上に置いて使用する際は、安定した場所に置くようにしましょう。
注意点
- 花の色が濃いものは色移りする可能性があります。プリザーブドフラワーやドライフラワー等を保管する際は、色の濃いものと薄いものは分けておくと良いでしょう。
- 水分を含んだ花材や、湿った花材は使用しないようにしましょう。
- オイルを破棄する際は、下水に流さず、新聞紙やキッチンペーパー等に吸わせて可燃ごみとして処分しましょう。
- 万が一目や口にオイルが入った場合は、すぐに水で洗い流し、速やかに医師の診察を受けましょう。
- 直射日光や高温多湿な場所は避けましょう。色落ち等の劣化が早まります。
- もちろん火気厳禁です。
まとめ
いかがですか?
難しそうにみえるハーバリウムも、手軽に作れることが分かりましたね。ポイントはビンに入れる前に紙に置いて見る事。そうすることで失敗はぐんと減らせます。
赤~ピンク系、黄色~緑、水色~藍色など、同系色で花材をまとめたり、淡い色だけのパステル系や、濃い色だけのビビッド系、など色のイメージを決めておくとスムーズに作れます。「クリスマス」、「海」などテーマを決めて作ってもおもしろいですね。あじさいだけ、かすみそうだけ、と花材を一つに絞ることも可能です。
さらに、ビンの形や麻ひも等の組み合わせを楽しめば、イメージは無限大。ぜひ自分だけのオリジナルのハーバリウムを作ってみてくださいね。