庭の鉢の入れ替え 時期に病気・害虫に強いアジサイの鉢植えがおすすめ

梅雨が開けて夏が近づいてくると、ご自宅で衣替えなど衣服の入れ替え以外に、お花を庭やベランダで園芸している方は園芸の棚に置いてある鉢植えのお花を置く位置を入れ替えたり移動することもありますよね。 そんな時に悩むのが置き方や置き場所、レイアウトだったりします。

「ここに置くと日当たりが悪い…。」
「場所的に水をやりにくい」
「見栄えが悪い」
「日当たりを変える時や枯れた時に移動しにくい」など
たかがレイアウト、されどレイアウトです。
景観以外にもお花の成長にも関わってくるので意外と奥が深いんです。

また、あまりに手入れが難しいお花を選んでしまうと、近い位置に置いたお花にも害虫が移動する、剪定をおろそかにして近くに置いたお花をさえぎってしまうなどの恐れがあります。

ここで、おすすめなのがアジサイです。
梅雨の時期のお花としては代表的ですが、夏にアジサイは耳馴染みがないかもしれません。 しかし、アジサイは夏にもおすすめのお花なんです。

ガーデニングに慣れていない初心者でも丈夫で育てやすく、お手入れも簡単で見栄えも良く、長く持ち、育てているうちに色が変化する個性的なお花なんです。 いつもカーネーションやバラを楽しんでいる方なら、比較して非常にお手入れを楽に楽しんでいただけます。

今回はそんなアジサイの魅力をご紹介します。

初夏のお花の中でレイアウトしやすいアジサイの鉢植え

初夏のお花の中でレイアウトしやすいアジサイの鉢植え

梅雨~初夏に出回るお花はカーネーション、ひまわり、インパチェンス、ガザニアなどです。
多くの植物が生長期を迎える夏は、色のはっきりした花が生える時期です。 この中でアジサイをおすすめする理由は複数あります。

病気・害虫に強いため場所を選ばない

アジサイは、病気にかかりにくい植物です。
非常に強い雨でなければ雨にも強く、西日を避ければ太陽の下でも問題ありません。
更に耐陰性があるので日光の少ない日陰でも生育でき、病気にかかりにくいため初心者でも育てやすいです。

ただ、過湿や雑菌が多い場合は病気かかることがあるので、定期的に軽く剪定して風通しを良くして必要以上に湿度が高まらないようにすることで予防できます。 場所を選ばないことでお庭のレイアウトの幅が広がります。

地植えと違いレイアウトを変更しやすい

お庭の土に地植えしてしまうと、枯れてしまった時に移動する必要が生じた時に一苦労です。
アジサイの鉢植えなら素早く鉢ごと移動できます。
大きいサイズでも下にキャスター付きの台の上に乗せれば移動が容易です。

アジサイは耐陰性だけでなく耐寒性を持つため、長く持ちます

耐寒性もあるので11月まで外で飾っておけます。 11月~2月までの間は休眠期に入り、枯れたような姿になります。 しかし、内部ではゆっくりと花芽が作られ、春に芽を出す準備をしています。そのまま6月になるとお花を咲かせます。1回購入するだけで来年も持つお花はなかなかありません。

鉢のサイズを選べる幅が広い。大きいサイズは特に存在感バツグン

花うるるで販売しているアジサイは4号鉢から15号鉢まで幅広くご用意しております。
お庭の置けるスペースによって自由に選ぶことが出来ます。
アジサイは1つの鉢に多くのお花をもこもこと咲かせるので大きいと非常に存在感があるため、他のお花とのバランスを見て梅雨の時期の主役になります。

アジサイは水だけでお手入れが簡単で丈夫で長く持つ

アジサイは水だけでお手入れが簡単で丈夫で長く持つ

梅雨~夏の時期に多いカーネーションとバラは品種にもよりますが、両方とも外来産のため雨や日差しに弱く、お手入れをまめにする必要があることと、病気に弱いことが欠点として挙げられます。

この二つの花を長持ちさせられるかについては生ける前の処理とお手入れが重要です。
花瓶に生ける前に肝心なポイントの一つである、水切りなどの水揚げ作業をおこないます。

高温すぎても低温すぎても弱ってしまうので直射日光を避けて適温15~25度を維持する必要があります。
また梅雨の時期などで湿度も高すぎると灰色かび病になり、茎や葉が腐ってしまいます。

一方、アジサイはお水を与えていれば、比較的まめにお手入れしなくても育ちます。
アジサイは葉が大きくて数も多いため、水分が葉から発散する蒸散(じょうさん)が多い関係で水を多く欲するものの、日本産のため日本の気候と土に適しており、害虫と気温の変化には強いです。 そのため西日を避けて乾燥に気を付ければ鉢植えのままでも、地植えに植えかえても、育てられます。

前述したように病気や害虫にも強く、集中豪雨を除けば雨にも強いです。
生命力と繁殖力が強いので一般的な園芸用の土でも育ちますし、土の酸性度でブルーだけでなく、ピンク~薄黄緑とお花の色が変わるので育てる楽しみが増えます。
うまい具合に土を調節すればカラフルなお花の色にも出来ます。

秋色アジサイだとお花の色は鮮やか過ぎず、ノスタルジックな濃淡のある深みのある色にもなるので見ているだけでも飽きませんね。

お花の時期が終わってもまた1年後にはお花が咲きます。
小さな木のようにこんもりと大きく花を広範囲につけて育つので達成感があります

水切れになると花自体がくしゃくしゃになったり、花茎がぐったりと折れ曲がりますが、お水を与えれば復活します。

花数が増えてきたら剪定して切花やドライフラワーにアレンジにしても楽しめます

花数が増えてきたら剪定して切花やドライフラワーにアレンジにしても楽しめます

アジサイは繁殖力が強いため、育てているうちに小さな木のように見えるくらいお花が増えます。
そんな時は剪定してアレンジしてみましょう。

切花の持ちは1週間ほどですが、剪定した後に卓上花瓶に飾っても小さなブーケのようでまた可愛いです。
アジサイは花びらが散らないので下に置くトレーも不要で場所も取りません。
ただ茎の丈は短いので、丈の低い花瓶を選びましょう。
机の上に飾るだけでまるで小さな木の楽園が出来るようです。

9月から12月の時期限定ですが、ドライフラワーにすることも可能です。
上記の時期は、大気中の湿度が低下して干した花が蒸れずにドライフラワーになる最高の季節なんです。
この時期にアジサイの切花は花びらや茎から水分が適度に抜け、最初からドライフラワー作りに適した状態になっているのです。
この時期以外にドライフラワーを作ろうとしても、元々アジサイは水分が多いお花なのでカビが生えてしまったり、くたっとなってしまいしっかりとしたドライフラワーになりません。

なので初夏までは鉢植えのままアジサイ(紫陽花)を楽しみ、秋になったら多くなったお花を剪定するとともにドライフラワーとして作りましょう。写真を撮ってtwitterやfacebookに投稿しても素敵ですね。

アジサイの鉢植えサイズ別人気商品

ここでアジサイの鉢サイズ別に商品をご紹介します。
各種類をご用意しておりますが、選ぶ際は梅雨の時期で入荷数も少なくなっておりますので、早い者勝ちです!

5号「秋色アジサイ [品種:マジカルシリーズ コットンキャンディー ] 5号鉢」

小さなお庭にも置ける5号サイズ。名前の通り淡いパステルカラーが可愛らしい鉢です。

秋色アジサイ [品種: ハイドランジア レッドエンジェル] 8号鉢

5号より一回り大きい8号サイズ。赤~赤紫の色が大人風のカラーです。

秋色アジサイ [品種: ハイドランジア サニーブルー] 10号鉢

抱えても抱えきれないくらいのボリュームがある10号鉢です。
アジサイで想像する定番の青色アジサイです。もりもりたくさん咲くのでとても育てやすいです。

秋色アジサイ [品種:ハイドランジア コンペイトウ スマイル ブルー] 15号鉢

成人男性が両手でやっと抱えられるくらいの15号鉢。
特大ボリュームでお庭の主役間違いなしです!お花はガラス細工のように放射状に咲きながら鞠状に固まるので綺麗と可愛いが両立したアジサイです。

アジサイの鉢植えは育てやすく自由にレイアウトしやすいお花

以上、ここまでアジサイの鉢植えをご紹介してきましたが、いかがでしょうか。
人員が足りない戦後設備の際に寺の杭の代わりに使われていたほど、アジサイはポピュラーで初心者でも育てやすいお花なので、是非2021年の今年のお庭に取り入れていつもとは変わったレイアウトを楽しみながら育ててみてください。 女性へのフラワーギフトにもおすすめです。感謝と愛あふれる気持ちをメッセージで伝えるとともに鉢植えを贈ってみてください。

この記事を書いた人

権代 栄三郎

花商品を作る集団の中で勉強中です。経験して率直に感じたことを伝えられたらと考えています。