アジサイの鉢植えが園芸初心者に人気な理由は丈夫で育てやすく長く楽しめるから

6月の梅雨の時期に咲くアジサイですが、この時期のフラワーギフトにもおすすめのお花と知ってましたか?
花うるるでは生花でしたらアジサイを一番おすすめしています。 意外と知られていませんが、アジサイには梅雨~初夏の花の中で多くのメリットがいくつもあるお花なんです。

まず白から紫まで花色が豊富で、同じ場所で育ててると色が変わり七変化する面白さがあります。
育てる際も日陰と小雨に強く、毎年花を咲かせ、ほぼ病気も害虫も気にせず大丈夫!という育てやすく夢のようなお花なんです。
これからもっと大規模なブームになる日も遠くないので、是非アジサイの魅力をいち早く知って、流行を先駆けましょう! 今回は何故アジサイが6月のフラワーギフトにお勧めなのか?という情報を中心にご紹介します。

アジサイの鉢植えは丈夫で育てやすくてお手入れも楽

アジサイの鉢植えは丈夫で育てやすくてお手入れも楽

アジサイを育てることはまだ日本では馴染みがないかもしれませんが、丈夫でとっても育てやすいんです。 梅雨の時期に長い間雨に打たれてもしおれない茎の強さだけでなく、成長も早く何もしなくても毎年花を咲かせます。

お花を育てる際に見るべきポイントとは

お花の育てやすさを考えた時に見るべきポイントはいくつかありますが、一番は産地です。
原産地が海外のお花ですと、日本とは土や気候が異なるため、少しの風や気温や土の変化で枯れやすいお花が多く、長期的に育てられるお花は限られます。 最近は食品でも生産地をチェックするのが常識とも言えますが、お花にとっても同様とも言えます。

アジサイは日本の気候に合い、育てやすいお花です

その点、日本原産で育てやすいのがアジサイです。
アジサイが誕生したきっかけは幕末ごろ、西洋人が国に持ち帰り、品種改良されたことがきっかけです。
当時日本は世界的にも優れた園芸先進国だったのですが、品種改良することはなく、日の当たらないお花でした。
やがて中国に渡り、そこからヨーロッパでアジサイの品種改良が重ねられたことによって、日本に逆輸入され、「西洋アジサイ」または学名の「ハイドランジア」の名称で販売されるようになりました。そのため日本の気候に合い、育てやすいのです。

他のお花と比べるとすれば、例えば母の日の代表花であるカーネーションは海外の高地が原産のため、日本とは気候が大きく違う関係で育てるのがやや難しく、まめなお世話や適した環境を維持しなければ上手く育てられません。
それに対し、アジサイは日本の環境に非常に適応しているため、水やりを行うだけで、綺麗なお花をいっぱいに咲かせます。

アジサイの育て方は水を欠かさずあげましょう

アジサイは水分を多く必要とするお花なので、毎日の水やりを欠かさず行い、水切れを起こさないように注意しましょう。

・土の表面を小まめにチェックし、乾燥する前にしっかりと水やりを行いましょう。
水切れや乾燥は枯れる原因になります。
春~秋は土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。
猛暑日や夏などは、朝の水やりだけでなく、土を触って乾いているようなら夕方にもたっぷり水やりを行いましょう。

水が鉢底から流れるくらい入れる理由は土中の空気の入れ替えのためです。
土の中にも酸素が存在しているため、鉢底から流れてくるくらい水をたくさん与えることで、土中の水分とともに空気を入れ替えられて、より長く新鮮なお花を咲かせてくれます。

・受け皿に流れ出た水は放置せず、毎回捨てましょう。
これはアジサイに限らずどんなお花にも言えますが、水が受け皿に溜まったままですと変色やカビ、腐敗をお越して、根腐れを起こしてしまうためです。

でも基本的にアジサイは丈夫で育てやすく、毎日方法問わず水やりをやって乾燥に注意すればよいです。
肥料なしで害虫に注意しなくても、鉢植えでも庭植えでも簡単に栽培できる難易度の低いお花なので、ガーデニングに慣れていない方でも簡単に育てられます!

切り花でなく鉢植えなので長く秋まで持ちます

切り花でなく鉢植えなので長く秋まで持ちます

切花ですとどうしても根がないので、花瓶に飾っても1週間を目途に枯れてしまいます。
鉢花なら土の中に根が張っているので、そのまま育てられて、お花が開いてく経過を楽しめるだけでなく、長く観賞できます。

アジサイは6月が旬ですが、3月中旬から開き始め、5月下旬から一気に開花します。
最近では母の日や6月の結婚式(ジューンブライド)の花束に使われるなどのギフト用としても人気が高く、3月から流通している場所もあります。

アジサイは強い西日の日差しを避けながら、半日陰か日当たりの良い場所で育てればおよそ1〜2か月間、綺麗に咲いたアジサイを楽しめるでしょう。 但し、これは枝や葉や気候もよりますのでご注意ください。 うまく育てれば翌年以降も咲かせることができるので、母の日以降も贈ったときの思い出が長く残ります。

数多くの品種があって個性を出しやすい

数多くの品種があって個性を出しやすい

アジサイは花の形からガクアジサイ(額咲きの紫陽花)とアジサイ(てまり咲きの紫陽花)の2種類に分けられます。

ガクアジサイ(額咲きの紫陽花)

一重咲きのシンプルな花が、外側の周りにだけ開花して咲き、内側のお花は小さい点のままの形なのが額縁に似ているのでガクアジサイという名前が付けられました。 日本発のアジサイはこのガクアジサイです。
山などに自生する「ヤマアジサイ」はこちらに属するものが多いです。
後述するてまり咲きのアジサイと比べると華やかさは薄れますが、シンプルで涼し気なお花です。

アジサイ(てまり咲きの紫陽花)

ガクアジサイに対して、全てのお花が開花し、たくさんの小花が集まってこんもりと大きな丸い鞠のような形を作っているように見えるポピュラーなアジサイを、通常「アジサイ」と呼んでいます。「ホンアジサイ」と呼ぶ場合もあります。 こちらはガクアジサイを品種改良して作った園芸品種です。 「てまり咲き」や「西洋アジサイ」とも呼ばれています。

この二つをベースに年々多数の品種改良がされて、お花の形や色のバリエーション豊かなアジサイが生まれているので、自分ならではのベストアジサイを発見することが出来ます。 他人とは違ったお花を推したい!という個性派の女性におススメです。

ボリューム・見ごたえがあり、色数が豊富で写真にも映えるお花です

ボリューム・見ごたえがあり、色数が豊富で写真にも映えるお花です

アジサイの鉢は1つで、鉢からあふれんばかりのたくさんのお花を咲かせます。
育ててたくさん咲くと存在感がありますね。

またアジサイの色自体のバリエーションも豊富なだけでなく、ずっと同じ土で育てても、アジサイの色が変化します。
変化する理由は土壌のpH(酸性度)によって色が変わる仕組みです。
土の性質(成分)を吸収する事によって酸性の土壌では青色、中性・アルカリ性の土壌では赤色が強く出ます。
土壌に含まれるアルミニウムと花の色素が持つアントシアニシン系の色素との結びつきで色が変化するのです。

土は通常の状態でも雨によって土中のアルカリ成分(石灰成分)が流されてしまったり、雨自体が酸性であることが理由で徐々に酸性に傾く傾向があります。
同じ花なのにまるで別の花のように色が変わる花は他に朝顔がありますが、多くはありません。
アジサイは貴重な変化を楽しめるお花と言えます。
1つのお花を選ぶことで何色も楽しめるのは楽しいですね。

アジサイの鉢植え商品紹介

アジサイの各商品を紹介します。どれも手まり咲きが特徴的なアジサイになります。
ガクアジサイと比べて椀状の花序の周辺だけが装飾花で額縁のように見えますが、手まり咲きは花序全体が装飾花に変化したもので、複数の房が鞠のようにお花をつけている姿は非常に可愛らしくて人気があります。

秋色アジサイ [品種:マジカルシリーズ マジカル ハイドランジア コンペイトウ スマイル ブルー] 8号鉢

ガラス細工のように繊細に花が咲くアジサイです。淡いブルーがさわやかで梅雨~夏にぴったりな商品です。

秋色アジサイ [品種:マジカルシリーズ マジカル ハイドランジア マジカルレボリューション ブルー] 8号鉢

丸く咲いたてまり咲きに、楕円形の葉っぱでベーシックなアジサイです。薄い水色で雨の日でも憂鬱な気分を忘れさせてくれそうなお花ですね。
色の変化も見ものです。色は酸性ならブルーに、アルカリならピンクになりますが、発色がとても美しいです。
一番ブルーやピンクが濃く出る時期でも、花びら全部が色に染まることはなく、グリーンが少し残ります。

全体が咲く過程では、グラデーションがかかって柔らかい色になります。
その後は、だんだんとブルーやピンクから色が変化し、紫がかったような色になります。

秋色アジサイ「伊予獅子てまり(いよじしてまり) 5号鉢」(ピンク・ブルー)

通常のアジサイとは違う小さめの鞠状の形に、長めの茎でちょっと変わり種のアジサイです。
価格も比較的お手頃なのでアジサイの育成を試してみたい方にぴったりな鉢です。

まとめ

ここまでアジサイの鉢植えをご紹介してきましたが、いかがでしょうか。
アジサイは初心者でも比較的簡単に育てることができるお花です。
「お手入れが楽でたくさん咲く花を育てたい」と考えている方にこそお勧めです。
可愛らしいお花と優しい色合いに、ほっこり笑顔になります。
フラワーギフトを贈る場合にもきっと喜んでくれます。

最近ではかすみ草とともに6月の結婚式の装飾やブーケに使われることも増えてきています。 花うるるでも実はハーバリウムの中にも入っているんですよ。

アジサイの鉢植えはお世話になっている女性に贈る他、誕生日プレゼントなどの色んな贈り物にもおすすめです。
是非2021の梅雨~夏の時期には愛情と感謝の気持ちをつづったメッセージカード付きのセットで花うるるで購入して楽しんでみてくださいね。 花うるるでは他におすすめの送料無料のフラワーギフトやお花にまつわる雑貨も扱っておりますので、是非チェックしてみてください。

この記事を書いた人

sawa 

唯一の平成生まれで3児の母。バタつく毎日を過ごしていますが、花に囲まれながら働ける花うるるは私の癒し。
ハーバリウムは2000本以上作成。花うるるのブログ・インスタ係。撮影・編集・アップまでを一人で担当しています♪